今年の雪だるま
今年も雪が降る。
娘の指図に従って雪猫だるまを作る。
雪合戦の雪玉の、かなり大きめのやつを2つと、ちょい大きめのやつを2つ作り、ままごと玩具の包丁を使って、耳2つと牙2つを削り出す。
例年どおり、息子がはぐはぐと雪を食べながら、葉っぱのボタンとネクタイをつける。
なぜかしきりに眉毛を付けたがる。
娘が「どうぶつにまゆげはないのっ」と息子をさえぎる。
父も「ナンシー関が『一般人はなぜ何にでも眉毛をつけるか』って言ってるじゃん」と息子をさとす。
できあがりを写真に撮る。
シャッターを押すときの合言葉、
「いち、たす、いちは?」に「にーっ」と答える子どもたち:
寒さで歯の根が合わないなりに必死に笑顔を作る。が、作れていない。
写真を撮ったあと、ふたりで押し合いながら、背後のドアへとなだれこむ。